2ちゃんねるの反応
2007年3月12日
郵貯・年金積立金をライブドア株で運用する不見識 森永 卓郎
日本郵政公社、年金積立金管理運用独立行政法人(以下GPIF)といえば、郵便貯金、簡易保険の資金、あるいは年金積立金という形で、国民から金を預かっていることはどなたもご存じだろう。ところが、その大切な金を、わずかの間に何十億円という単位でドブに捨ててしまったと聞いたらどうだろう。まさに、そのような出来事が起きたのだ。
2007年2月13日、日本郵政公社はライブドアに対して、総額10億4000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことを明らかにした。郵政公社が、かつて保有していたライブドア株は292万株。これが、株価下落によって9億4600万円の売却損が生じたというのである。これに訴訟費用をプラスしたのが請求額の10億4000万円だ。原告は郵政公社が運用を委託した信託銀行となっているが、実質的な原告は郵政公社であることは言うまでもない。
GPIFもまた、2006年12月27日に同様の訴訟を起こしている。GPIFの損失額はさらに大きく、40億円あまりに上る。GPIFは、ライブドア株を最盛期にはなんと1427万株も保有。63億5582万円を投じて買った株式を、ライブドア強制捜査後に全株売却して、手元には19億8341万円しか残らなかったのだ。去年のあのライブドア騒ぎのどさくさにまぎれて、国民の大切な金が失われてしまったのである。
■国民から預かった金で博打を打ってしまった
郵政公社やGPIFの担当者が、どれだけ素人だったかは、さまざまな状況証拠からはっきりと分かる。GPIFは、さきほどの数字をもとにすれば、平均445円で購入。139円で売却した結果、1株当たり306円の損失を出している。郵政公社の平均購入単価は分からないが、損失は1株あたり323円という勘定になるので、やはり購入額、売却額とも似たりよったりだろう。いずれにしても、両者が株を購入した時期は、ライブドア株が既にブームとなり高値になったころである。そして、強制捜査が入ったところで、大損切りで売っているのだ。結局、郵政公社、GPIFとも博打に失敗したといっていい。
もう一つ付け加えれば、ライブドアは配当の原資があるのに配当をしていなかった。国民の資産をつぎ込むのに、配当をしていない会社に投資するということは考えられない。というのも、郵貯にしても年金にしても、10年、20年という長いスパンで預かっている金である。それなのに、株の売却益という目先の利益を求めて博打を打ってどうするのか。
(以下略)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/73/index.html
人の金で責任取ることもないからまたやらかすんでしょうね
自分で1から立ち上げた事業なんて皆無やんw
当初から怪しさ満点の会社だったよ
株価が急騰するという異常事態が起こってた
- 関連記事
-
- 配当金長者リスト最新版 これが日本の大金持ちだ!1位92億円 2位66億円…
- マジキチ相場再び!?日経平均株価は今年3月の高値を3ヶ月ぶり更新!!2014年6月19日
- いま話題のGPIFが過去に粉飾決算で世間を騒がせたマザーズの新興株を買ってやらかしちゃってた件
- 「アベニサカラウナ」が海外ヘッジファンドで合言葉に…海外ファンドの空売り勢が壊滅
- 【株式】日経平均15000円以上の買いは外国人か!? 2014年6月第1週投資部門別株式売買状況
最新記事